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メチルセルロースH

メチルセルロースH

温めると固まるユニークな増粘多糖類

メチルセルロースとは木のパルプ繊維から抽出される増粘多糖類です。主な特性として(1)熱ゲル化(可逆性)(2)乳化安定能(3)保水性です。冷凍食品などレンジ加熱が必要な商品や惣菜の品質改良にご利用いただけます。
「メチルセルロースH」は強く固まるタイプの商品です。


熱ゲル化

一般的なゲル化剤と異なり、メチルセルロースは溶液を加熱すると固まり冷えるとゲルが溶けます。
この特性をいかしてフライ製品(バッター液)の衣剥がれの防止、吸油抑制などに利用できます。またハンバーグなどの畜肉製品の結着性や保形性、歩留まりの向上にも利用されています。タレに配合することで焼き鳥などで課題となるロースト時のタレ落ちを防ぎ、歩留まりや清掃作業軽減などにも応用いただけます。

使用方法

「メチルセルロースH」は40℃程度からゲル化が始まり、強く熱ゲル化するタイプのメチルセルロースです。溶解するには10℃以下の冷たい水に溶かす必要があります。
【溶解方法】
ダマにならないよう溶かす方法として3つございます。
(1)熱水分散法:熱水に分散させてから冷却して溶かします。冷却方法は冷水を加えるような強制冷却でも空冷でも構いません。
(2)ドライブレンディング法:砂糖などの他の粉原料と予め混ぜ合わせたうえで冷水に投入、撹拌溶解します。
(3)原料に油があれば、油にメチルセルロースを分散させてから冷水を加えて溶かす方法もございます。
製造工程に適した溶解方法をご選択ください。

【完全溶解のコツ】
完全溶解するためには水が必要です。Bxが高い系や塩が大量に入る系では固形分に水を奪われメチルセルロースが溶解するために必要な水が少なくなるため、溶解温度よりさらに冷却する必要があります。

乳化安定能 〜エマルション〜

構造に親水基と疎水基を持ち、o/w型の乳化安定能があります。
油に分散後、冷水を加えて攪拌することで安定したエマルションができます。
また保水性や気泡安定性も優れており小麦製品の生地改良用途にも利用されています。

★参考レシピ:エマルションの作り方はこちら

用途例

とんかつ

とんかつ

ハンバーグ

ハンバーグ

マヨネーズ

マヨネーズ

商品詳細

名称 メチルセルロース
使用基準 対象食品:一般食品、使用量の最大限度等:2.0%
*本品をカルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウムの1種以上と併用する場合は、その使用量の和が食品の2.0%以下であること。
内容量 500 g
保存方法 直射日光、高温多湿を避け、冷暗所に保存してください。
原産国 ドイツ
加工者 ユニテックフーズ株式会社
東京都中央区日本橋小伝馬町14-4
食品への表示例 糊料(メチルセルロース)
*使用目的により、増粘剤、ゲル化剤、安定剤又は糊料より適切な用途名を併記する。
本製品に含まれるアレルギー物質(28品目中) なし
栄養成分値(100gあたり,計算値) 熱量 0kcal
タンパク質 0.0g
脂質 0.0g
炭水化物 93.5g
食塩相当量 1.0g
注意事項 開封後はお早めにご使用下さい。
開封時に切り口で手を切らないようご注意下さい。
注意事項 【重要】2023年4月3日価格改定いたしました。
詳細は”こちら”をご確認ください。
商品コード : 84
価格 : 4,925円(税込)
数量
 
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