
便通改善に!
サッと溶けてパッと使える食物繊維素材
課題の背景
高齢になると、身体の機能が低下し、食べ物を噛む力や飲み込む力が弱くなり、便秘に陥りやすくなります。
便秘は放置しておくと、腹部膨満感による不快感や腹痛、食欲不振等の要因となることが知られており、医療や介護現場では、排便させることを目的に下剤を使用しています。
しかし、下剤の継続的使用は薬への耐性ができて効果が落ちるといった問題もあります。
腸の働きを整え便秘を予防する効果が知られている食物繊維は、野菜や果物、海藻類、キノコ類などに多く含まれる栄養素である一方、食物繊維が多い食材は、高齢者にとっては硬さがあり食べにくいものも多く、推奨される食物繊維量を通常の食事から摂取するのは難しいのが現状です。

素材の特徴
イヌリンとは
イヌリンとは、普段よく食べているタマネギ、ゴボウ、にんにくなどといった植物に存在する水溶性食物繊維です。
特にキクイモやチコリには多く含まれていることが知られています。
砂糖(ショ糖)に果糖分子が1〜3個結合したものはフラクトオリゴ糖と呼ばれています。
このフラクトオリゴ糖を含め果糖分子が直鎖状につながったものを総称してイヌリンと呼びます。
イヌリンはヒトの胃や腸などの消化管では消化・吸収されにくい難消化性の糖質(食物繊維)に分類されます。
このような食物繊維は大腸まで到達し、腸内に生息するビフィズス菌のような腸内細菌の餌として利用され、腸内環境を整える作用が知られています。

砂糖から生まれたイヌリン『Fuji FF』
このイヌリンを世界で初めて産業的に砂糖から作り出すことに成功した商品が『Fuji FF』です。
白色の粉末で水やお茶に簡単に溶け、ほとんど無味無臭(わずかに甘味を感じる程度)なので野菜が苦手な方も摂取しやすいのが特徴です。

『Fuji FF』の効果
Fuji FFを摂取した際の代表的な効果には下記があげられます。
● 整腸作用
イヌリンはおなかの中のビフィズス菌を増やし、おなかの調子を整え、お通じの習慣を改善するという整腸関連の機能が報告されています。
これらの機能はイヌリンがビフィズス菌などの腸内細菌のエサになり、腸内細菌が作り出した短鎖脂肪酸という物質が腸の運動が促すことや増殖したビフィズス菌などがお通じの量を増加させることなどが影響しています。
また、難消化性デキストリンやポリデキストリースといった他の水溶性食物繊維に比べてビフィズス菌をよく増殖されることが報告されています。( 図1 )

( 図1 )
そのため、便秘傾向の方が摂取することで便通改善効果があります。( 図2 )

( 図2 )
● 食後血糖値の上昇抑制
イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにする作用が報告されています。この機能はイヌリンが小腸での糖の吸収を抑制することやイヌリンがビフィズス菌などの腸内細菌のエサになり、腸内細菌が作り出した短鎖脂肪酸という物質が腸にあるホルモンを出す細胞を刺激してインスリンが生産され、血糖値の上昇が抑制されると考えられます。
他にも、
- ・血中脂質の低減
- ・ミネラルの吸収促進
のような効果が報告されています。
使用事例のご紹介
Fuji FFは、水に溶けやすいので、お味噌汁やコーヒーなどの飲み物に入れて混ぜるだけで容易に摂取できます。
また、炊飯時や、お料理の調理中に混ぜて摂取頂くことも可能です。
まとめ
●高齢になると食事量の減少などにより便秘に陥りやすく、通常の食事のみから推奨される食物繊維量を摂取するのは困難です。
●イヌリンはタマネギ、ゴボウ、キクイモなどに含まれる水溶性の食物繊維で、腸でビフィズス菌の餌となり便秘の方の便通を促すなどの整腸作用や食後血糖値の上昇抑制効果があります。
●Fuji FFは砂糖から作られたイヌリンで、ほぼ無味無臭なため、味噌汁やコーヒー、ヨーグルト等に手軽に混ぜて摂取できます。
ぜひお気軽にサンプルをお求めください。
参考
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版) ※2020年12月現在
イヌリン フジ日本精糖株式会社HP
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